ラフ・ガイド・トゥ・ケルティック・ウィメン(ボーナスCD付き)

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欧米各所に散らばるケルト音楽の女性シンガーを1枚に集めた画期的編集盤!

いつのまにか冬の定番になりつつあるケルト音楽。クリスマスには「ケルティック・クリスマス」が親しまれ、また2000年代中ごろからはアイルランド出身の女性グループ、ケルティック・ウーマンが爆発的に日本でも人気を獲得しライト・リスナーにケルト音楽への扉を開きました。そんな音楽ファンの方々にさらにケルト音楽の深みへの道しるべとなりそうな作品が今回紹介するこちらです。すでにワールド・ミュージックに関わるすべての人々にはおなじみとなった「ラフ・ガイド」からのリリース。その名も、ケルティック・ウィメン!

ケルト音楽というと反射的にアイルランドを想起してしまいがちですが、ファンはご存知のとおり、それだけに限りません。もともとケルト人たちはかつてヨーロッパ全域にその勢力範囲を拡げ、ヨーロッパ文化の基礎を築いたといわれています。しかし次第にその他の民族によってヨーロッパの周縁に追いやられてしまいます。その子孫たちはアイルランドやスコットランドの現在のUKを筆頭に、フランスのブルターニュ地方、スペインのガリシア地方にその文化を伝えています。またUKのケルト圏からは北米への移民も多く、そこでまた独自のケルト音楽を育んでいるのです。本作はそんな各地域のケルト音楽をパフォーマンスする女性シンガー(もしくはそれをフロントにおくグループ)を集めました。

カパーケリ−(7)やシャロン・シャノン(4)といったアイルランド音楽ファンにはおなじみの人々から、映画『借りぐらしのアリエッティ』の主題歌をうたって一躍有名になったブルターニュのセシル・コルベル(11)、アイルランドの有名歌手が一堂に会したスーパーグループ(14)、そしてガリシア地方のバグパイプの演奏もこなす(6)など盛り沢山。恒例のボーナスCDにはカナダのケルト音楽シーンを引っ張るヴェテラン・シンガー(15)の編集盤です。
すべてのトラックが女性ヴォーカルをフィーチャ−しているだけに入りやすさも抜群。また当然、ケルト音楽が冬だけに聴く音楽でないこともこちらをお聴きになれば納得されるでしょう。

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