【特級呪具】いざなぎ流『針加持法　不動王生霊返』スサノオ

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商品の説明

■特級呪具
いざなぎ流『針加持法　不動王生霊返』封印呪物

※「中身は決して開けないようにして下さい！」中に法文の呪符が入っています。

《唐土じょもん》という名前の祈禱師が、現在のいざなぎ流祈禱師の大先祖とされている。

いざなぎ流祈禱師は、呪術儀礼に不可欠な存在を「式王子」もしくは「式神」と呼んでいる。彼らの守護=使役霊の一種で、この「式王子」を操作することによって相手が傷ついたりあるいは「呪い」を送り戻したりすることが可能となるのである。

彼らはこの使役霊を相手に向けて飛ばすことを、「式を打つ」と表現する。また、打った「式神」の害をこうむることを「式に打たれる」とか「式に当てられた」といい、式を打つことは弓で矢を放ち的に当てるようなものと考えられている。

「式神」は、日頃は天竺天とか中空とか地中に納められていて、必要な時にそれを形どった御幣(式人形ともいう)に祈り招き、そしてそれを操るとされている。
「式王子」もしくは「式神」は荒々しく恐ろしい神であると考えられており、しかも特定の神ではなく、無数に存在している神霊や精霊を特別の呪文・法文を唱えることにより式神化するもの。

「式神」のなかでももっとも強力な「式神」はスサノヲ(テンゲショウ)であるといい、別のある祈禱師は、「大土公の祭文」に語られている、母の横腹を蹴破って生まれた五郎王子が一番強力だという。
しかし、どれが一番恐ろしく強力な「式神」であるとはいいがたく、時や場所、目的に応じていろいろな神々や精霊が「式神」として用いられている。

この「式の行ない」の法文は、「式王子」別名「大鷹式」という

いざなぎ流の祈禱師は、こうした「式神」を「前立て」「後立て」として用いることによって「呪い調伏」や「呪詛返し」を行なったのである。

「不動王生霊返」「針加持法」のなかに述べられていた〈打つ式〉とか〈返し式〉とかは、この「式の行ない」のことなのである。

※この「法文」は、生霊や犬神、猿神、長縄(蛇) 神などに憑かれた時にそれを駆り落とすための呪術と考えられる。これらの霊は人間の霊魂が呪詛化したものといえるので、一種の「呪詛の祓い」とみなされる。呪術の内容は害をなしている霊を呪殺するためのものであったらしい。陰惨な言葉で満たされていることからも、そのことは容易に読み取れるはずである。
『針加持法』